ペトコトは「ペトコトカード」を発行。利用額に応じて保護犬猫団体に寄付される
近年、新規参入が相次ぎ、大きな盛り上がりを見せているのがペットフードEC市場だ。D2Cが全盛になってきているペットフードをD2Cで展開する企業の中には、犬猫生活やバイオフィリアなど、事業開始から数年で数十億円規模に成長する企業も出てきている。一方で、NB(ナショナルブランド)のペットフードを中心に展開してきた企業は、苦戦を強いられているようだ。ペットゴーの24年4―9月期(中間期)の売上高は、前年同期比で10%減。特にNB商品が大きく売り上げを落としたという。24年10月から、ペットフードの大手メーカーであるロイヤルカナンジャポンが、食事療法食の販路を、自社ECなどに限定すると発表。こうした動きは、NBを取り扱うEC企業の事業戦略に、大きな影響を与えそうだ。通常のフードだけでなく、療法食の世界にも、D2C時代が到来しているといえそうだ。